ある習い事の教室を経営されている方からのご相談を受けました。「生徒数をもっと増やしていけなければ厳しい」という内容です。
では、スクールビジネスの場合、効果的な集客方法は何でしょうか。
〇いくつかのポイントはありますが、集客方法の前に考えなくてはならないのが、「コンセプト」です。
数ある教室の中で選んでもらえるためには、このコンセプト作りからスタートしなければなりません。「コンセプト」=差別化です。
例えば、「どういう方を対象としているのか?」
幼児ですか? 学生ですか? 社会人ですか? 全くの初心者ですか? プロを目指すような方々ですか? 女性ですか? 男性ですか?
とにかく、具体的に中心となる顧客層をイメージすることです。
そして次に、「数ある教室の中で、あなたの教室の特徴、魅力は何ですか?」ということを考えてみてください。
指導方針にポリシーはありますか? それはスタッフである他の先生方にも浸透していますか?
そういったものをまとめた考え方が、「コンセプト」です。
〇次に、そのコンセプトをどのように伝えていますか?
HPからそれが伝わりますか? チラシからそれが伝わる内容になっていますか? ブログ等で定期的に日々の活動内容や想い、生徒さん (場合によってはその親御さん)の声を伝えていますか?
〇それら基本があって初めて、次に「どのように存在を、そしてこの想いを伝えていくか?」ということになります。
どんなに素晴らしいサービスや商品であっても、まずはその存在を知ってもらわなければないのと同じです。しかし、存在を知ってもらって も、そこに魅力や共感を感じてもらえなければ、選ばれません。
HPをどのように上位に表示させるか? 効果的なチラシの配布方法。 口コミをどのように広げていくか? 定期的な発表会で一般の方々にも知ってもらう等です。
〇興味を持ってもらった方に対する最後の詰めも大事です。「お金を支払って後悔しないか?」という不安をどう取り除くか?ということです。
教室体験、無料お試し期間等を設ける等、「損はしない」という安心感をいかに与えるかどうかも重要ですね。
その他、これから起業するにあたっては、立地、家賃等も考えなくてはなりませんし、個人事業と言えど事業計画をしっかりと立てなければ、売上目標(生徒数、月謝)と現実の結果を照らし合わせての対策も打てなくなります。
1月もそうですが、3月4月は心機一転何かにチャレンジしようという時期ですので、特にこの時期の集客はスクールビジネスにとって重要です。