東日本大震災による沖縄経済への影響は?

知念哲郎

2011年04月13日 12:46

未曾有の大震災発生から早1ヶ月が経過しましたが、相変わらず余震は続いておりまだまだ予断を許さない状況です。

更には福島の原発問題もまだ収束には至っておらず、実際の復興までの道のりはなお遠いと感じさせます。

そんな中、東北、東日本から一番遠い我が沖縄県においても、震災の影響は出始めています。

九州経済調査協会が九州・沖縄地区の宿泊施設に実施した緊急アンケートでは、141カ所で12万人分のキャンセルが発生、うち海外観光客が占める割合は5万人で、アジアからのクルーズ船の運行も今年寄港予定の25%に当たる31隻がキャンセルとなり、国際便の運休や就航延期も相次いでいるとのことです。

3K(基地、観光、建設)経済と呼ばれる沖縄県においては、この観光業界への打撃は無視できない問題です。

ただ、今は国内では自粛ムードが漂い、海外からは日本全国=危険 という誤った受け止め方がされていますが、もうしばらく時間がたてば観光については沖縄は復活してくるだろうと思います。

その証拠に、空港で働く知人の話ですと、国内の修学旅行が急きょ沖縄に変更されたという話も多いそうです。

いずれにしても、あまり悲観的にならずに、西日本、九州・沖縄から元気を発信し、日本経済復興を後押ししていきたいものですね。


関連記事