沖縄の経営コンサルタント徒然日誌

沖縄で経営コンサルタントを営んでいます。経営に関することから日々の中で感じたことを、徒然なるままに書いていきます。
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MS(経営者満足)って知ってますか?

日頃は経営者の視点に立ち、経営者や経営幹部の方々に対し、色々とアドバイスをさせて頂いておりますが、今日は社員、従業員の立場に立った中でお話をしようと思います。

企業経営に当たり、CS(Customer Satisfaction=顧客満足)やES(Employee Satisfaction=従業員満足)の向上を目指していくということは、よく聞くかと思いますが、MS(manager Satisfaction=経営者満足)という言葉を聞いたことはありますか?

多分ないでしょう。私が勝手に考えた言葉ですから(笑)

例えば、私の仕事は中小企業向けのコンサルです。従って、私にとってCS(顧客満足)とは、顧客は経営者ですから、すなわちMS(経営者満足)とイコールとなるわけです。

経営者を満足させることが出来なければ、契約解除、すなわち「クビ」です。
では、経営者を満足させるにはどうすればいいのか? 答えはシンプルです。私に支払う報酬以上の働き、そして成果を出すことです。それが出来なければ、経営者からすれば「報酬が高い」「辞めてもらった方がその分利益が出る」と、こうなるわけです。
だからこそ、私自身も常に緊張感を持ってMS(経営者満足)の向上に努めるわけです。

「〇〇は何も考えないで仕事をしている。給料を払うのがバカらしくなる!」
これは、最近顧問先の役員会議で発したある社長の言葉です。激しいですが、経営者の本音でもあります。

私が企業と「顧問契約」を交わすように、社員、従業員も企業と「雇用契約」を交わします。そして、契約を交わす以上は、経営者から期待されることがあるということです。

その期待に応えること、それがすなわち、社員側から見たMS(manager Satisfaction=経営者満足)となるわけです。
同じお金を払うなら、より満足のいくお店で食事をしたいように、同じ給料を支払うなら、より満足のいく社員を雇いたいということです。

この緊張感を持ち、絶えずMSの向上に努める社員は当然評価され、待遇の向上が期待されます。
顧客が要求が多いように、経営者が社員に対して要求が多いのは、ある意味当然のことです。お金を払っているお客さんと同じですから。

これは何も、経営者に媚びなさいということではありません。経営者が期待する働きをしているかを、常に意識して働くということです。

優れた経営幹部は、例外なくMSが高い人と言いきれます。

景気が上向きになりつつあるとはいえ、まだまだ企業も生き残りに向け必死です。

だからこそ、評価される社員を目指すことが、自分を守ることにもなるのです。





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Posted by 知念哲郎 at 2013年04月04日   09:52
Comments( 2 ) 経営
この記事へのコメント
雇われている時はなかなか持てない視点なのでハッとなりますね!MSを私も意識化したいと思います。
Posted by 中小企業・個人事業のためのネット集客専門家 新垣覚 at 2013年04月04日 11:22
新入社員が入る季節ということもあり、今回はあえて社員さん向けに発信しました。
経営者はCSとES、社員はCSとMSを互いに意識していく関係が、会社組織を一つに束ねていく大きな精神的な柱になっていくと思います。
Posted by 知念哲郎知念哲郎 at 2013年04月08日 09:21
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