沖縄の経営コンサルタント徒然日誌

沖縄で経営コンサルタントを営んでいます。経営に関することから日々の中で感じたことを、徒然なるままに書いていきます。
てぃーだブログ › 沖縄の経営コンサルタント徒然日誌 › 生き方 › 人は、見たいように見、聞きたいように聞く。

人は、見たいように見、聞きたいように聞く。

マスメディアの偏向報道ぶりには呆れるばかりだが、「そもそもメディアは事実を伝えているのではない。報道したいことを報道したいように報道しているだけであり、報道したくない事実は報道しない自由もあると考えている」そう割り切って受け止めた方が良いだろう。

しかし残念ながらこの傾向は、何もマスメディアに限ったことではない。

そもそも人は、「見たいように見、聞きたいように聞く」傾向にあるものだ。

尊敬する人や大好きな人の発する言葉に、異を唱えることは少ない。「きっと素晴らしいことを言っているに違いない」という前提で聞いているからだ。

逆に、嫌いな人の発する言葉には、初めからそこに矛盾を見つけようとして聞いている。

ディベートの練習で、一つの事案に対して初めから賛成派、反対派に分けて討論させる。そして次に、賛成派は反対派へ、反対派は賛成派になってもう一度議論させる というものがあるが、どんな事例であっても、最初から賛成で行こうと思えば何ぼでも擁護するための理屈は付けられるし、反対するにしても同様だ。

一昔前と違い、テレビや新聞報道だけでなく、ネットであらゆる情報が飛び交う世の中、既存のマスメディアの情報操作に振り回されにくくなったという利点はあるが、同時に眉唾なネット情報に振り回される危険性も指摘しておかなければならない。

FBやツイッターでも、何度デマ情報が善意の名の下に拡散されたことか。

こういう時代だからこそ、「人は、見たいように見、聞きたいように聞く傾向にある」という自覚を持ち、「誰が言った」ではなく「何を言っているのか」を見極める目を持ちたいものだ。

最終的に、その情報をどう解釈するかは、自己責任なのだから。







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Posted by 知念哲郎 at 2013年05月16日   16:26
Comments( 0 ) 生き方
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