沖縄の経営コンサルタント徒然日誌

沖縄で経営コンサルタントを営んでいます。経営に関することから日々の中で感じたことを、徒然なるままに書いていきます。
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オスプレイ配備賛成

結論から述べると、オスプレイの配備には「条件付き」で賛成です。

賛成の理由は、中国の脅威に対する我が国の防衛上の観点から不可欠だと考えるからです。

そもそも、何故米国は沖縄の米軍基地にオスプレイを配備しようとしているのか?
それは従来のCH46輸送ヘリに比べて、飛行距離が格段に広がります。CH46ヘリでは沖縄本島から尖閣諸島までを飛ぶことができませんが、オスプレイは軽々と行動範囲内に尖閣諸島が入っています。ということは、尖閣諸島の魚釣島に基地が無くても、有事の場合は将兵を魚釣島に防衛のために展開することができるのです。

そしてこれをされると嫌がるのが、中国です。だからこその抑止力になり得るのです。

ただ、あえて「条件付き」でとしているかというと、そこはやはり県民の安全面です。

しかしこれはオスプレイの問題ではなく、普天間基地の危険性という意味ですので、やはり基地を一刻も早く辺野古に移設することを望みます。

マスコミはこぞってオスプレイの危険性を叫びますが、本当にそうでしょうか?米国は、自国のお金をかけて訓練した精鋭の兵士を、いつ落ちるかわからない危険な輸送機に乗せ運用することを決定したのでしょうか?

危険、危険というからには、何と比べてどのくらい危険なのかを、客観的に知らなくてはなりません。

例えば、2004年に沖縄国際大学に米軍のヘリが墜落する事故がありました。この時に落ちたのが普天間基地にいたCH-53Dシースタリオンですが、その事故率は4.51に対し、オスプレイの事故率は1.93、海兵隊機全体の平均事故率2.45よりも低い数値になっていることを知っている人はどのくらいいるのでしょうか?

オスプレイが墜落事故を起こしていることは事実ですが、そもそも100%安全な乗り物などありません。それよりも、老朽化したCH46ヘリを使用し続けることの危険性の方が上かもしれません。

ただ、万が一にも墜落した時のことを考えて、より安全な場所へ基地を移すこと、それはオスプレイに限らず速やかに進めるべきだと思います。


沖縄のマスコミ、とりわけ新聞は、あまりにも左に偏った報道ばかりが目立ちます。

先だって行われたオスプレイ配備に対する反対集会に関しても、10万1000人と報道されていますが、警察発表によれば2万5千人だったとか。恐らく航空写真から参加者の人数を数えた警察発表がより正しい数字でしょう。

これは誤差の範囲ではありません。ウソの報道をして恥ずかしくないのでしょうか?主催者側の発表を鵜呑みにしてたとしても、後日でもいいから一体どちらの発表が本当だったのかを、公正な報道機関の立場として検証し報告すべきでしょう。

まるで県民の総意であるかのような配備反対一色の報道は、正直気持ちが悪いです。


僕を含めた沖縄県民は、沖縄県民であると共に日本国民です。

「基地はいらん。国防のことは知らん。それは政府が考えてくれ」でいいのでしょうか? 仮に中国が本気で沖縄を自国の領土としようと攻めてきたとき、防衛力がなかったら、米国や政府が沖縄を見捨てたら、それでいいのですか?

少なくとも僕は、中国人になどなりたくありません。沖縄県民である前に、日本国民ですから。



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Posted by 知念哲郎 at 2012年09月28日   22:03
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